ゴルフを始めたばかりの方がまず戸惑うのが、空振りのルールです。クラブを振ったのにボールに当たらなかった場合、それは一体「1打」としてカウントされるのでしょうか？スコアに影響があるのか、何もなかったことになるのか、初心者には少し難しく感じるかもしれません。
空振りはスコアにカウントされます。つまり、ボールに当たらなくても「打とうとした意思」があれば1打とみなされるのです。この記事では、ゴルフのルールにおける空振りの扱いや、ティーショット時の注意点、空振りを減らすための練習方法などを、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
空振りはスコアにカウントされる？
ゴルフでは、たとえボールに当たらなかったとしても、「意図的にスイングした」場合は1打としてカウントされます。つまり、単なる素振りではなく「打とうとした」空振りは、スコアに反映されるのです。
たとえばフェアウェイやグリーン上などで、明らかにボールを打つつもりでスイングした結果、空振りした場合、それはルール上の「1打」です。もちろん空振りしてしまったことは悔しいかもしれませんが、それも実力のうちとして受け止め、次に気持ちを切り替えることが大切です。
空振りの定義とよくある誤解
空振りとは、「打つ意思をもってスイングしたが、ボールに当たらなかった」行為のことです。逆に、ただの素振りや練習のスイングはスコアに影響しません。ただし、この違いが初心者には曖昧に感じられることがあります。
たとえば「打つつもりはなかったけど、スイングしてしまった」と自分では思っていても、他人から見て明らかに打とうとしたように見えれば、審判や同伴者によっては空振りと判断される可能性もあります。ゴルフでは自己申告が基本ですが、誤解のないようにプレー中の意図は明確にしておきたいものです。
ティーショット時の空振りはどうなる？
ティーショットで空振りしてしまった場合も、もちろん1打とカウントされます。ティーアップしたボールを打ちにいったが当たらなかった――この時点でスコアは1になります。そして、次のショットでようやくボールが飛び出すことになりますが、それは「2打目」として扱われます。
注意点として、空振りしてもティーからボールが落ちていなければ、そのままの位置から次のショットを行えます。ボールを拾い直してティーアップし直すことも認められています。ただし、何気なく打ったつもりのスイングが空振りとしてカウントされることもあるので、気をつけましょう。
空振りを防ぐための心構えと練習法
空振りをなくすには、まず「焦らない」ことが大切です。特にラウンド中は、周囲の目を気にしてしまいがちですが、急いで打とうとするとフォームが崩れてしまいます。深呼吸して落ち着くことを意識しましょう。
また、空振りの多くは「ボールの位置を正しく見れていない」「頭が早く上がってしまう」など、基本的な姿勢のミスが原因です。練習場では、ボールの真後ろから打つイメージを持ち、頭を最後まで残すスイングを繰り返し練習することが効果的です。最初はゆっくりとした動作から、徐々にスピードを上げていくのも良いでしょう。
空振り後の正しいプレーの流れ
もしラウンド中に空振りしてしまったら、まずは深呼吸して気持ちを落ち着かせましょう。空振りは恥ずかしいことではなく、誰にでも起こりうるものです。重要なのはその後の対応です。
スコアとしては1打が加算されるので、その時点で「次は何打目か」を正しく認識してプレーを続けます。また、空振りしたことに対して周囲に対する言い訳をするのではなく、淡々とプレーを進めることで、マナーの良いゴルファーとしての印象も保てます。空振りを経験することで、メンタルの成長にもつながっていくはずです。